若手アーティストの活躍を支援する新たな取り組み「KOBE SUBWAY MUSEUM PROJECT」を開始
神戸市では、若手アーティストの活躍を支援する新たな取り組み「KOBE SUBWAY MUSEUM PROJECT」を開始しました。このプロジェクトは、神戸市営地下鉄海岸線の全駅を「ミュージアム」に見立てて、若手アーティストの作品を展示するものです。

地下鉄の駅でアート鑑賞、気に入った作品はその場で購入も

神戸市はこれまでも、公共空間を活用した音楽演奏やパフォーマンス、ストリートピアノの設置などを通じて、市民が身近に芸術文化に触れられる機会を提供してきました。今回始まる「KOBE SUBWAY MUSEUM PROJECT」では、海岸線沿線のギャラリーなどと連携し、駅の壁面やショーケースに作品を展示します。
展示作品は2か月ごとに定期的に入れ替えられるので、訪れるたびに新しいアートとの出会いが楽しめます。

さらに、展示されている作品には、オンライン販売サイト「Art Scenes」へアクセスできるQRコードが設置されます。これにより、作品を鑑賞するだけでなく、気に入ったものをその場で購入して、若手アーティストを直接応援することも可能です。販売作品は10万円以下のものが中心で、アートをより身近に感じられる機会にもなります。
サイトにはKOBE SUBWAY MUSEUM専用ページが設けられ、アーティスト情報や作品の詳細もご覧いただけます。
URL: https://art-scenes.net/ja/galleries/507/

整備スケジュール
プロジェクトは以下のスケジュールで進められ、2026年度中には海岸線の全駅で作品が鑑賞できるようになる予定です。
- 2025年度
- 8月1日:ハーバーランド駅
- 9月以降:三宮・花時計前駅、旧居留地・大丸前駅、中央市場前駅、新長田駅
- 2026年度
- 残りの5駅:みなと元町駅、和田岬駅、御崎公園駅、苅藻駅、駒ヶ林駅
地下鉄の利用が、アートを楽しむ特別な時間になりそうですね。